訳ありの社内SEブログ -中小企業の情シス部門-

元システムエンジニア→社内SE。非IT系企業での社内SEの日々の業務についてブログ書きます。

Google Chromeの消せない拡張機能を消す方法

こんにちは。社内SEのもりもんです。

 

先日書いたPC管理ツール(IT資産管理やPC監視のソフトウェア)に関連するお話です。

bluelion307.hatenablog.com

このPC管理ツールをインストールすると、InternetExplorer、Edge、FirefoxGoogle ChromeSafari などの各ブラウザのアドオンがインストールされます。

このアドオンが何をするかと言うと、Webメールの送受信やクラウドストレージへの読み書き、ウェブページへのアクセス履歴などの情報を収集します。

ブラウザを使ったほとんどの動作が収集され、その情報は監視端末から詳細に確認できてしまうんです。

なので、会社に隠れてこっそりWebメールを使ったり、業務関連のファイルを個人のDropboxアカウントに保存したりしたら、それがバレてしまいます。

 

また、面倒なのが、このブラウザアドオンは、通常の操作では消せなかったり、消してもブラウザ再起動するとまた復活したりと、なかなか曲者なのです。

肝心なのは、アドオンを消したとしても、監視端末から見ると、特定のPCだけブラウザのアクセス履歴が全く上がって来なくなるのも怪しまれますよね。。

 

でも一応、アドオンの消し方を書いておきます。

消したからって何してもバレないって事は無いのでご承知置きを。

 

Google Chromeの場合

 Chromeの場合は、通常の「その他のツール...」→「拡張機能」でアドオンを確認することは出来ますが、ここからは消せないようになっています。

まず、上記の拡張機能で表示されたところに、「ID」が書いてあるので、それをコピーします。

Windows10(Windows7でも同様)の場合、以下のところにID名のフォルダがあるので、そのフォルダごと削除します。

C:\Users\<ユーザー>\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions
C:\Users\<ユーザー>\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Local Extension Settings
C:\Users\<ユーザー>\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Profile 1\Extensions

 

これでも消せないため、今度はレジストリエディタを起動します。

Winキー+Rを押してから「regedit」と入力してエンターを押します。

レジストリエディタが起動したら、それぞれ、以下にあるキーを削除します。

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome\NativeMessagingWhitelist
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome\ExtensionInstallWhitelist
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome\ExtensionInstallForcelist

 レジストリエディタでの操作は各自の責任の元行ってください。

 

これでChromeを再起動すれば、例の消せない拡張機能は無効化されているはずです。